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文献詳細

雑誌文献

臨床検査29巻2号

1985年02月発行

文献概要

今月の主題 発光分析 技術解説

生物発光分析

著者: 鈴木喜隆1 後藤俊夫2

所属機関: 1三重大学工学部 2名古屋大学農学部

ページ範囲:P.125 - P.133

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 生物発光分析はラジオイムノアッセイに匹敵する感度を持ち,安全性や操作の容易さなどでは,これよりも有利であるにもかかわらず普及するまでに到っていない.牛物発光分析は現在では,ホタルによるATPおよびそれを軸とする生体成分の超微量分析,発光バクテリアによるFMNまたはFAD (P) Hを軸とする酵素系の定量,発光ミミズによるH2O2の定量,発光クラゲのエクオリンによるCa2+の定量が実用化され,これらはさらに無限の可能性を秘めている.本稿では,これらの定量法の現況と,その他の発光系の応用の可能性について概説した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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