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文献詳細

雑誌文献

臨床検査29巻2号

1985年02月発行

文献概要

資料

FITC標識モノクローナル抗体と、エチジウムブロマイドによる核蛍光染色法を用いた、T細胞、B細胞測定法の検討

著者: 園田啓1 高田肇1 天野洋1 原中美枝1 入久巳1

所属機関: 1慶應義塾大学病院中央臨床検査部臨床免疫特殊検査室

ページ範囲:P.216 - P.220

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 現在,ヒト・リンパ球のT細胞,B細胞百分率の検査には,En・EACロゼット法,あるいは表面免疫グロブリンに対する膜蛍光抗体法が広く用いられている.近年,細胞融合法の普及に伴い,リンパ球表面抗原に対するモノクローナル抗体が多数作製され,製品化されるようになってきた.今回われわれは,T細胞,B細胞のおのおのに対して,特異的に反応すると思われるモノクローナル抗体(10.2,2H7)を用いた,直接蛍光抗体法によるヒト末梢血リンパ球T細胞,B細胞測定用キット「ブルートスタンT&B」(第一化学薬品)を使用する機会を得た.本キットでは,細胞核をエチジウムブロマイド(EB)によって蛍光染色することにより,顕微鏡による判定を容易にするくふうがなされている.このキットについて若干の検討を行ったので,その結果を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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