文献詳細
文献概要
今月の主題 アレルギー カラーグラフ
好塩基球
著者: 田所憲治1
所属機関: 1東京大学医学部物療内科
ページ範囲:P.240 - P.242
文献購入ページに移動 1879年Ehrlichによって発見された好塩基球は,その2年前に発見された肥満細胞ともどもヒスタミンを含有し,IgE受容体を有することから,アナフィラキシー型アレルギー発現の重要な細胞と考えられるようになり,今日に至っている.しかし,その数が少ないこともあり,その詳細な役割や産生機序にはまだ不明の点も多い.本稿では,好塩基球の形態とその肥満細胞との違い,産生機序,増多の著明な疾患を取り上げた.
掲載誌情報