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今月の主題 アレルギー 技術解説
鼻汁の検査法
著者: 奥田稔1
所属機関: 1日本医科大学耳鼻咽喉科学教室
ページ範囲:P.267 - P.272
文献購入ページに移動 鼻アレルギーの鼻汁の検査は細胞学的,生化学的,細菌学的検査が主なものである.細胞学的検査は特に重要で,好酸球,好塩基球が対象となる.塗抹標本をHansel法に準じて染色し,程度分類を行うがよい.生化学的にはIgE,IgE抗体,アレルギーのケミカルメディエーターの定量が対象となるが,ルーチン検査としては重要ではない.細菌学的には鼻の一般細菌が対象となるが,鼻アレルギーにおける細菌アレルギーまたは感染の意義は喘息ほど重要ではない.
いずれの検査にしろ,鼻汁の採取法が結果に大きな影響を及ぼすことに留意する必要がある.
いずれの検査にしろ,鼻汁の採取法が結果に大きな影響を及ぼすことに留意する必要がある.
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