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文献詳細

雑誌文献

臨床検査29巻7号

1985年07月発行

文献概要

今月の主題 悪性リンパ腫 技術解説

悪性リンパ腫の酵素組織化学

著者: 森川茂1 三島聡子1

所属機関: 1島根医科大学病理学講座第1ユニット

ページ範囲:P.750 - P.758

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 悪性リンパ腫の分類や細胞の起源同定にはまだ問題が残っている.酵素組織・細胞化学的手法によるこれら問題解決への可能性を探った.酵素活性と形態学的解析を主眼としたLSG分類の間には明瞭な関係は乏しかったが,細胞の起源による分類,つまりリンパ球系,さらにその亜群,マクロファージー組織球系,さらにその亜群には,それぞれ酵素活性に特徴のあることが明らかとなった.培養株化細胞を対象とし,免疫学的マーカーや機能の解析と併用することにより,その有用性は明らかとなった.悪性リンパ腫細胞の同定に役だつと思われる酵素組織・細胞化学染色の実際についても併せ述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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