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文献詳細

雑誌文献

臨床検査29巻7号

1985年07月発行

文献概要

シリーズ・癌細胞診・7

乳癌—穿刺生検法

著者: 藤井雅彦1 高橋正宜2

所属機関: 1(財)東京都がん検診センター臨床検査部 2岐阜大学医学部第1病理学教室

ページ範囲:P.815 - P.818

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 乳腺疾患に際し,腫瘤に直接細い穿刺針(通常22ゲージを使用)を挿入し,細胞材料を吸引採取する穿刺吸引細胞診は,手技が簡単で合併症も少なく,良好な成績が得られることより,きわめて有用な診断法と言える.この方法による細胞像を読むには,その採取された細胞材料が乳腺組織の正常構造および病的構造から直接引き抜かれたものであり,組織像を反映した細胞集塊や遊離細胞であることを念頭に置くべきである.本稿では,穿刺吸引スメアにおける各種乳腺疾患の細胞像について,特に悪性腫瘍を中心に解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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