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文献詳細

雑誌文献

臨床検査29巻7号

1985年07月発行

文献概要

資料

SLE Latex Test Kit(Fisher)の検討

著者: 星野美恵子1 萩原董1 安藤泰彦1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部附属病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.835 - P.838

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はじめに
 自己免疫疾患の中でも代表的な全身性エリトマトーデス(SLE)の患者血清中には,多くの自己抗体が検出されており,中でもLE因子はDNP(デオキシリボ核蛋白)と反応する抗体で,LE細胞の形成に重要な役割を演じている.このLE細胞試験は,1948年Hargraves1)らにより発表されて以来,感度は若干低いが特異性は優れているとされ2),今日なおLE因子検出法として用いられている.
 一方,血清学的検査法では抗原としてDNPをポリスチレンラテックスに吸着させたLEテストも従来より行われている.しかし,LE細胞試験に比べ操作が簡単で短時間で容易に判定できる反面,鋭敏度が劣るため偽陰性が多いことが欠点とされている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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