文献詳細
文献概要
今月の主題 移植 技術解説
骨髄移植の現状と展望
著者: 服部絢一12
所属機関: 1石川県赤十字血液センター 2金沢大学
ページ範囲:P.885 - P.892
文献購入ページに移動はじめに
世界の骨髄移植(BMT)は総数で推定6,000例を突破し完全に実用期に入ったといえる.数えきれないくらいの試行錯誤ののち,一定の手順を踏んでやれば確実に成功するようになったのが1970年だから,ここまでなるのに約15年余を要したことになる.日本でも,1983年2月,骨髄移植手技料,無菌室管理加算料ならびにドナーに関する医療費が新規に健康保険に採用され,ようやく実用化への道が開かれた.ここでは,まず骨髄移植の現状を述べ,将来を展望しよう.
世界の骨髄移植(BMT)は総数で推定6,000例を突破し完全に実用期に入ったといえる.数えきれないくらいの試行錯誤ののち,一定の手順を踏んでやれば確実に成功するようになったのが1970年だから,ここまでなるのに約15年余を要したことになる.日本でも,1983年2月,骨髄移植手技料,無菌室管理加算料ならびにドナーに関する医療費が新規に健康保険に採用され,ようやく実用化への道が開かれた.ここでは,まず骨髄移植の現状を述べ,将来を展望しよう.
掲載誌情報