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座談会
薬品事故の処置
著者: 赤星三彌1 山田実2 徳田久彌3 松村義寛4 松橋直5 太田邦夫6 天木一太7 高橋昭三8 樫田良精9
所属機関: 1東京大学薬学部 2東京医科歯科大学皮膚泌器科学 3東京大学医学部眼科学 4東京女子医科大学 5東京大学医学部 6東京医科歯科大学癌研部 7日本大学医学部比企内科 8東京大学医学部細菌学教室 9東京大学医学部
ページ範囲:P.564 - P.574
文献購入ページに移動樫田 きようはみなさんお忙しいところをお集まりくださいましてありがとうございます。きようの座談会の主題の薬品事故は,臨床実験室ではしばしば起る可能性があり,また起しているところもあると思うのですが,そういう場合どのような処置をしたらいいか,どういう場合には事故が起りそうだから,どういう予防をしたらいいか,いろいろな御注意をひとつ技術者のために,わかり易く,具体的にお話ねがいたいと思います。最初に話のいとぐちを出すという意味で,いちばん関係のふかい生化学室の松村先生に,こういうものがいちばん遭遇しやすいというお話をねがいます。それから赤星先生に,薬学部の研究室の立場からお願いします。
松村 頻度がいちばん大きいのは,もちろん酸アルカリが目に飛沫となつて入つてくるような事故,その次には有機溶媒に火をつけるようなこと,そんなところじやないですかね。
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