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文献詳細

雑誌文献

臨床検査3巻10号

1959年10月発行

文献概要

新しい検査法

�酔い�と血中アルコール濃度との関連性

著者: 秋谷七郎1

所属機関: 1東大,東京医科歯科大学

ページ範囲:P.577 - P.581

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緒書
 戦後,とくに昨今の自動車その他の交通事故禍は目にあまるし,年々歳々といわず日に日に激増していることはいうまでもない。東京都内で平均交通事故死の数が1日数人におよび軽重傷者数も数十人におよんでいる。その事故の原因は無謀自動車運転によるものが多いが,中でもアルコールによる酔運転も見のがすワケにはゆかない。
 筆者は1951年に東大医学部薬学科裁判化学教室で教室員と同学医学部の法医学教室の野田金次郎博士その他の研究員と協力のもとに呼気中および血中のアルコール濃度との関係,さらには,これらのデータと成人の"酔度"とのあいだに何かの関係があり,その関係が比例的に成り立つか否かを検討した。特に日本人について諸外国人のものとどんな差があるかを知ろうとして人体実験を行なつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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