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文献詳細

雑誌文献

臨床検査3巻10号

1959年10月発行

文献概要

研究

結核菌分離培養における3%小川法と中和法の比較について

著者: 一言広1 松崎広子1

所属機関: 1東京警察病院研究検査部

ページ範囲:P.583 - P.586

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 結核菌分離用および耐性検査用培地は従来各種の培地が考案され実用化されてきている。しかし未だ大多数の検査機関においては小川および岡・片倉の両培地が使用されており,これらの培地を用いての種々の変法も行なわれてきている。諸外国では,なお,中和—Löwenstein培地法が多く用いられているようである。また,1%小川培地,岡・片倉培地を用い中和接種を行なつて,NaOH−3%小川培地法との比較を行なつた報告はないようである。われわれは長いあいだ,岡・片倉培地を用い,中和接種法によつて検査を行なつてきたが,方法および培地の選定をすべき機会に立ちいたつたので日常検査上の誤差も含めてこれらの点につき,比較検討を試みて,多少の知見を得るにいたつたのでここに諸氏のご批判を仰ぐべく,ご報告する次第である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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