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〈検査室メモ〉
臨床化学分析談話会より
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ページ範囲:P.406 - P.407
文献購入ページに移動特異的な肝機能検査としてのオルニチンカルバミルトランスフエラーゼの血清活性度測定法
オルニチンカルバミルトランスフエラーゼ(OCT)は,高等動物における尿素生成の最終回路,すなわちオルニチンサイクル中において,オルニチンからチトルリンが生成される酵素反応の主役と考えられている(Grisolia & Cohen,1952:Jones et al,1955:Krebs et al,1955)。この反応でオルニチンはカルバミル燐酸からカルバミル基(NH2CO—)を転移されてチトルリンを生成する。
一方,チトルリンは高等動物の肝懸濁液中で安定であるが,これに砒酸塩を加えると急速に分解してオルニチンとアンモニア,炭酸ガスを生ずる(アルゼノリシス,Krebs et al, 1955)。
オルニチンカルバミルトランスフエラーゼ(OCT)は,高等動物における尿素生成の最終回路,すなわちオルニチンサイクル中において,オルニチンからチトルリンが生成される酵素反応の主役と考えられている(Grisolia & Cohen,1952:Jones et al,1955:Krebs et al,1955)。この反応でオルニチンはカルバミル燐酸からカルバミル基(NH2CO—)を転移されてチトルリンを生成する。
一方,チトルリンは高等動物の肝懸濁液中で安定であるが,これに砒酸塩を加えると急速に分解してオルニチンとアンモニア,炭酸ガスを生ずる(アルゼノリシス,Krebs et al, 1955)。
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