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文献詳細

雑誌文献

臨床検査3巻7号

1959年07月発行

文献概要

『医学常識』

肺臓のはなし(Ⅱ)—肺機能検査法

著者: 鈴木秀郎1

所属機関: 1東大附属病院中央検査部血清検査室

ページ範囲:P.409 - P.412

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はじめに
 前号では肺の構造,生理について簡単に説明し,さらに肺が侵されたときにみられるいろいろな症状のなかで主だつたものについて説明をくわえました。今回は検査室で実際に行なわれている肺機能検査法をあげ,どんな方法で行なわれるか,またどんな意味をもつかを述べてみたいとおもいます。
 肺機能とその検査:前号でのべたように肺の最も大切な機能は体のなかのいろいろな組織が働らくためのEnergy源である酸素を体内にとりいれ,働らいた結果生ずる老廃物である炭酸ガスを大気中に放出することです。この際この2つのガスの交換が実際に行なわれる場所は肺胞です。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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