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食中毒細菌検査の実際
著者: 辺野喜正夫1
所属機関: 1東京都立衛生研究所
ページ範囲:P.434 - P.440
文献購入ページに移動 ここ数年間の厚生省の統計調査の結果から,わが国における食中毒発生状況をみると,年間約1000〜4000件発生し,2〜6万の患者と200〜400人の死亡者をだしている。
統計上からみると,原因のはつきり判明しているものは総数の約30%で,そのうち細菌性のものが約15傷である。原因不明の70%の食中毒は気温の高い時期に多発する点などから,その多くは細菌性のものではなかろうかと推測されている。
統計上からみると,原因のはつきり判明しているものは総数の約30%で,そのうち細菌性のものが約15傷である。原因不明の70%の食中毒は気温の高い時期に多発する点などから,その多くは細菌性のものではなかろうかと推測されている。
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