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わだい
パソコン・ネットワークシステムの問題点
著者: 松田信義1
所属機関: 1川崎医科大学検査診断学講座
ページ範囲:P.1197 - P.1197
文献購入ページに移動 パソコンは小型のコンピューターで,机上に置いて手軽に使える多機能情報処理システムである.過去数年間,パソコンをめぐる技術革新は目覚ましく,日本語ワープロ,簡易言語,パソコン通信,パソコンCAI(教育),パソコンAI (人口知能)ツール,パソコンLAN (ローカル・エリアネットワーク)など話題は尽きない.さらに本体は,16ビットからいよいよ32ビット・パソコン(ワークステーション)へ,利用形態も主流は単一コース型からマルチユース型(ワープロ,通信,オンライン分析などを同時に並行して行う)へ発展しつつある.
このようなパソコンを分析装置と結び,さらにパソコンどうしも通信でつないで,臨床検査を効率的に営む試みがある.しかし,こうしたパソコン・ネットワークシステム(パソコンLAN)を臨床検査において稼動させるとなると,困難を伴う.その最も大きな要因として,パソコンLANと対比される,いわゆるセンター型システムの普及・拡大が,すでに大手のコンピューターメーカーにより,強力に進められている点が挙げられる.
このようなパソコンを分析装置と結び,さらにパソコンどうしも通信でつないで,臨床検査を効率的に営む試みがある.しかし,こうしたパソコン・ネットワークシステム(パソコンLAN)を臨床検査において稼動させるとなると,困難を伴う.その最も大きな要因として,パソコンLANと対比される,いわゆるセンター型システムの普及・拡大が,すでに大手のコンピューターメーカーにより,強力に進められている点が挙げられる.
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