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わだい
免疫組織化学の展望
著者: 名倉宏1
所属機関: 1名古屋大学医学部付属病態制御研究施設
ページ範囲:P.1256 - P.1256
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1986年は,Nakane教授が‘Enzyme-labeled antibodies:Preparation and application for localization of antigens’という論文を,"The Journal ofHistochemistry and Cytochemistry"に発表し1),酵素標識抗体法を世に紹介してからちょうど20年目であるという,記念すべき年である.さらにそれをさかのぼること10年,1955年には故Coons教授により蛍光抗体法が開発されている2).そして逆に今から10年前には,Köhler,Milstein両教授が細胞融合法により単クローン性抗体の作製法を紹介し3),免疫組織の応用範囲を飛躍的に発展させたことは記憶に新しい.
それに続くこの10年間は,酵素抗体法を中心とした免疫組織化学が,免疫学の分野のみならず細胞生物学あるいは臨床医学において,それぞれ独自の発展を遂げた拡大の時期であると思われる.
1986年は,Nakane教授が‘Enzyme-labeled antibodies:Preparation and application for localization of antigens’という論文を,"The Journal ofHistochemistry and Cytochemistry"に発表し1),酵素標識抗体法を世に紹介してからちょうど20年目であるという,記念すべき年である.さらにそれをさかのぼること10年,1955年には故Coons教授により蛍光抗体法が開発されている2).そして逆に今から10年前には,Köhler,Milstein両教授が細胞融合法により単クローン性抗体の作製法を紹介し3),免疫組織の応用範囲を飛躍的に発展させたことは記憶に新しい.
それに続くこの10年間は,酵素抗体法を中心とした免疫組織化学が,免疫学の分野のみならず細胞生物学あるいは臨床医学において,それぞれ独自の発展を遂げた拡大の時期であると思われる.
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