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特集 先端技術と臨床検査 Ⅳ遺伝子工学
1医学と遺伝子工学
著者: 長野敬1
所属機関: 1自治医科大学生物学教室
ページ範囲:P.1278 - P.1286
文献購入ページに移動●遺伝子工学とは何か
1.発展の回顧
DNAの二重らせんモデルをJ.D.WatsonとF.R.Crickが提出し,遺伝子の本体と機能を明らかにする分子生物学の発展の端緒を開いたのは1953年で,WC元年などともいわれることがある.1960年代には遺伝暗号の解読が目覚ましい勢いで進んで,遺伝形質の表現はすべての場合に,まず蛋白質の特異的アミノ酸配列として始まることがはっきりした.
1.発展の回顧
DNAの二重らせんモデルをJ.D.WatsonとF.R.Crickが提出し,遺伝子の本体と機能を明らかにする分子生物学の発展の端緒を開いたのは1953年で,WC元年などともいわれることがある.1960年代には遺伝暗号の解読が目覚ましい勢いで進んで,遺伝形質の表現はすべての場合に,まず蛋白質の特異的アミノ酸配列として始まることがはっきりした.
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