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シリーズ・生体蛋白質の検査法・12
臨床医学の進歩と生体蛋白質定量法のありかた
著者: 村地孝1
所属機関: 1京都大学医学部臨床検査医学教室
ページ範囲:P.1665 - P.1669
文献購入ページに移動はじめに
この小論は,「生体蛋白質の検査法」シリーズの終章を成すもので,①過去11回にわたって本誌に連載された各章を概括し,②再び現状を分析しつつ,③将来の展望を述べることを具的としている.
筆者は生化学を研究領域とし,臨床検査室をその業務部署としているが,日常的に「蛋白質定量法のありかた」を考えたことはなかった.個々の課題について,その場での蛋白質定量法を検討したり考察したりしたことはあったが,研究室から検査室に至る広大な領域にまたがって,この問題を包括的に考えてみたことはなかった.
この小論は,「生体蛋白質の検査法」シリーズの終章を成すもので,①過去11回にわたって本誌に連載された各章を概括し,②再び現状を分析しつつ,③将来の展望を述べることを具的としている.
筆者は生化学を研究領域とし,臨床検査室をその業務部署としているが,日常的に「蛋白質定量法のありかた」を考えたことはなかった.個々の課題について,その場での蛋白質定量法を検討したり考察したりしたことはあったが,研究室から検査室に至る広大な領域にまたがって,この問題を包括的に考えてみたことはなかった.
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