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文献詳細

雑誌文献

臨床検査30巻13号

1986年12月発行

文献概要

研究

血清脂質値に及ぼす食事の影響

著者: 永井晴美1 柴田博1 松崎俊久1

所属機関: 1東京都老人総合研究所疫学部

ページ範囲:P.1691 - P.1694

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はじめに
 食事と血液生化学値との関係についての報告は多く1〜7),食事は血液成分の内的変動因子の一つに挙げられている.これらの報告は,1回の食事負荷後(朝食が多い)の血清脂質値の変化をみたものであり,病院外来など午前中の採血にはこの採血条件が適応しうる.しかし,住民検診のような一是中検診をしている所では午後からの採血は昼食後となり,この採血条件が必ずしも当てはまらない.今回,われわれは,集団検診での対象者の食事と採血時間の関係を想定し,血清総コレステロール(TC),HDLコレステロール(HDL-C)が朝食後のみならず,昼食後でも随時採血が可能か否かについて再検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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