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今月の主題 ヘモグロビン異常 技術解説
ヘモグロビンの液体クロマトグラフによる分析
著者: 大庭雄三1
所属機関: 1山口大学医学部臨床検査医学教室
ページ範囲:P.337 - P.346
文献購入ページに移動 高圧(速)液体クロマトグラフ(HPLC)のヘモグロビン分析への応用について著者の経験を中心に述べた.これからHPLCを始める人のために,まず装置および試薬について概説した.未変性のヘモグロビンそのものの分離,定量,精製の手段としてイオン交換HPLCを,またグロビン鎖の分材に逆相HPLCを取り上げた.HPLCと電気泳動,特に等電点電気泳動との比較についても述べた.異常ヘモグロビンの構造決定においても,HPLCは,ほとんどすべての段階において中心的役割を果たす.逆相HPLCはペプチドマップ法やアミノ酸誘導体分析の最有力手段である.ここではペフチドマップについて解説した.
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