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文献詳細

雑誌文献

臨床検査30巻4号

1986年04月発行

文献概要

今月の主題 ヘモグロビン異常 技術解説

ヘモグロビンの液体クロマトグラフによる分析

著者: 大庭雄三1

所属機関: 1山口大学医学部臨床検査医学教室

ページ範囲:P.337 - P.346

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 高圧(速)液体クロマトグラフ(HPLC)のヘモグロビン分析への応用について著者の経験を中心に述べた.これからHPLCを始める人のために,まず装置および試薬について概説した.未変性のヘモグロビンそのものの分離,定量,精製の手段としてイオン交換HPLCを,またグロビン鎖の分材に逆相HPLCを取り上げた.HPLCと電気泳動,特に等電点電気泳動との比較についても述べた.異常ヘモグロビンの構造決定においても,HPLCは,ほとんどすべての段階において中心的役割を果たす.逆相HPLCはペプチドマップ法やアミノ酸誘導体分析の最有力手段である.ここではペフチドマップについて解説した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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