icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査30巻4号

1986年04月発行

文献概要

質疑応答

診断学 Bence Jones蛋白検出時の解釈

著者: 神山洋子 鉢村和男1 大谷英樹2

所属機関: 1北里大学病院臨床検査部 2北里大学医学部臨床病理学教室

ページ範囲:P.437 - P.439

文献購入ページに移動
 〔問〕私の検査室ではBence Jones蛋白の検出にP—トルエンスルホン酸(以下TSA)法を用い,TSA法で疑陽性となった場合のみ加熱法および電気泳動法を行っています.骨髄腫患者の尿で,TSA法で陰性,加熱法で陽性,そして電気泳動法でγ位にピーク(免疫電気泳動でIgDと判定)を認める例を経験しました.蛋白質濃度はKingsbury—Clark法で200mg/dl前後でした.過去TSA法疑陽性で他二法が陰性のケースは,尿蛋白質が非常に高値の際に経験しましたが,今回のように逆のケースは初めてです.これをどのように解釈すればよいでしょうか.また,他にBenceJones蛋白の検出に適当な方法をお教えください.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら