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文献詳細

雑誌文献

臨床検査30巻7号

1986年07月発行

文献概要

今月の主題 抗核抗体 カラーグラフ

蛍光抗体法による抗核抗体の測定

著者: 東條毅1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部内科

ページ範囲:P.684 - P.686

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 抗核抗体は膠原病のみでなく,多くの自己免疫疾患患者血清中に出現する.その種類は20種以上に及び,抗原特異性により分類されるが,患者頭文字の命名が続いている場合も多い.これらの抗体の出現,その抗体価,他の抗体との組み合わせ様式などは,それぞれの疾患で異なっている.また,同一疾患内でも,その出現パターンの臨床病像との間には,一定の関連がある.蛍光抗体法による抗核抗体の測定は,これらの複雑な抗体群を一括して把握するスクリーニング法として重要な検査である.まず蛍光抗体法で抗核抗体の全体像を把握し,その結果によって特異抗体の同定に進むのが,抗核抗体検査の原則である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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