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文献詳細

雑誌文献

臨床検査30巻7号

1986年07月発行

文献概要

私のくふう

電顕包埋法における一方法

著者: 引野利明1 町並陸生1

所属機関: 1群馬大学医学部第2病理学教室

ページ範囲:P.766 - P.766

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 電顕包埋用器材には,通常ゼラチンカプセル,ポリエチレンカプセル,シリコンカプセルおよびシリコン平板などが使用されるが,前二者は方向性を持つ組織にはやや不適当であり,数多く包埋が必要な場合や再利用の点を考慮すると,シリコン平板による包埋のほうが良いように思われる.また,酵素抗体法などの免疫電顕の操作では,スライドグラス上に試料を貼付し,包埋,重合後,剥離する方法が一般的であるが,この際,カプセル内に満たす樹脂の量や重合後の硬化ブロックとスライドグラスとの剥離は困難で熟練を要する.われわれは以下のごとく,これらの操作を容易にしたので紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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