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私のくふう
電顕包埋法における一方法
著者: 引野利明1 町並陸生1
所属機関: 1群馬大学医学部第2病理学教室
ページ範囲:P.766 - P.766
文献購入ページに移動 電顕包埋用器材には,通常ゼラチンカプセル,ポリエチレンカプセル,シリコンカプセルおよびシリコン平板などが使用されるが,前二者は方向性を持つ組織にはやや不適当であり,数多く包埋が必要な場合や再利用の点を考慮すると,シリコン平板による包埋のほうが良いように思われる.また,酵素抗体法などの免疫電顕の操作では,スライドグラス上に試料を貼付し,包埋,重合後,剥離する方法が一般的であるが,この際,カプセル内に満たす樹脂の量や重合後の硬化ブロックとスライドグラスとの剥離は困難で熟練を要する.われわれは以下のごとく,これらの操作を容易にしたので紹介する.
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