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文献詳細

雑誌文献

臨床検査30巻7号

1986年07月発行

文献概要

資料

血清フェリチン測定キット6種類の評価

著者: 小島司12 北村元仕12

所属機関: 1虎の門病院臨床化学科 2沖中記念成人病研究所

ページ範囲:P.767 - P.771

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 これまでRIAがほとんどであった血清フェリチンの測定に,EIAをはじめとするさまざまな新しい測定法が登場してきた.わたしたちは,これらRIA, EIA,ラテックス凝集反応法をそれぞれの測定原理とする計6種類の血清フェリチン測定キットについて,測定の精密度,正確度,および自動化を含めた操作性の評価を行った.
 各キット間の相関関係は非常に高く(相関係数γ=0.956〜0.987),測定の精密度も臨床検査に応用するに十分であった.しかし,WHO指定の標準液の値は,7.32mg/lから9.1mg/l (表示値は9.1 mg/l)の範囲で,各キット間に隔たりが認められた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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