文献詳細
文献概要
編集者への手紙
新しい万能,無臭性固定液"マスクドホルム液"の検討
著者: 笠原正男1 八木彌八2
所属機関: 1藤田学園保健衛生大学医学部病理 2静岡赤十字病院中央検査室病理
ページ範囲:P.875 - P.876
文献購入ページに移動1.緒言
固定法に関する研究は,従来より,多くの報告がなされている.最近では,各種の病理組織学的検索方法が発達し,それらに応じた固定法も検討されている.その一つとして,"固定法"に関する研究がある.
最近,われわれは,通常のホルマリン固定液の悪臭と刺激性を除いた固定法"マスクドホルム液"について,日常の光顕組織標本,蛍光抗体標本,酵素組織化学および免疫組織化学標本を作製し,その目的にこたえうる固定液かどうかを組織レベルにて検討し,従来のホルマリン固定液標本と比較し,2,3の利点ある結果が得られたので報告する.
固定法に関する研究は,従来より,多くの報告がなされている.最近では,各種の病理組織学的検索方法が発達し,それらに応じた固定法も検討されている.その一つとして,"固定法"に関する研究がある.
最近,われわれは,通常のホルマリン固定液の悪臭と刺激性を除いた固定法"マスクドホルム液"について,日常の光顕組織標本,蛍光抗体標本,酵素組織化学および免疫組織化学標本を作製し,その目的にこたえうる固定液かどうかを組織レベルにて検討し,従来のホルマリン固定液標本と比較し,2,3の利点ある結果が得られたので報告する.
掲載誌情報