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私のくふう
ウラン-鉛染色法におけるパラフィルムの応用
著者: 福田利夫1 引野利明1
所属機関: 1群馬大学医学部第2病理学教室
ページ範囲:P.903 - P.903
文献購入ページに移動 電顕診断の必要性が増している現在では,超薄切片の作製も必然的に多くなってきている.この超薄切片の作製過程で最後に行うのが電子染色であり,今日では自動染色器などが一部のメーカーから発売されている.しかし,高価なこともあり,完全な普及には至っていない.そのため,多くの施設が小型シャーレ,ラップフィルムおよびパラフィルムを使用し電子染色を行っているのが現状である.
染色器の中では,パラフィルムを利用した染色法が簡便で良いとされ,現在多くの施設で用いられているようである.われわれはこのパラフィルムにくふうを行い,従来法以上に簡易に,また,多数の染色ができるよう考案したので紹介する.
染色器の中では,パラフィルムを利用した染色法が簡便で良いとされ,現在多くの施設で用いられているようである.われわれはこのパラフィルムにくふうを行い,従来法以上に簡易に,また,多数の染色ができるよう考案したので紹介する.
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