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文献詳細

雑誌文献

臨床検査31巻1号

1987年01月発行

文献概要

今月の主題 高血圧 技術解説

尿カリクレイン,キニンの測定法

著者: 木付和幸1 守屋寛1

所属機関: 1東京理科大学薬学部生化学教室

ページ範囲:P.28 - P.35

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 これまでに,尿中力リクレイン,キニン排泄量測定による各種病態の解析,また,腎力リクレイン—キニン系の生理作用研究を試みた多くの研究があり,いくつかの病態で尿力リクレイン,キニン排泄量が変動することがわかっている.
 しかし,古くから厖(ぼう)大な数の研究が行われてきたわりには,尿中力リクレイン,キニン排泄と特定の疾病との関連が明確となっているものはきわめてまれであり,多くの場合,その臨床成績評価にはなお多くの問題を残してきた,その大きな一因は測定法にあり,尿力リクレイン,キニン排泄と各種病態との関連を追究するためには尿力リクレイン,キニンをいかに正確に定量するかが最重要課題となる.
 ここでは,尿力リクレイン,キニンにかかわる最近の知見を基に,尿力リクレイン,キニンの測定法,また,その問題点について述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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