icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査31巻1号

1987年01月発行

文献概要

センサの応用・1

機械量センサの応用

著者: 山越憲一1

所属機関: 1北海道大学応用電気研究所メディカルトランスデューサ部門

ページ範囲:P.74 - P.81

文献購入ページに移動
はじめに
 一般に生体計測は,対象とする物理化学量の種類に応じて,また使用目的や条件などに応じて多種多様なセンサ(トランスデューサ)が選択され,センサの生体への適用法のいろいろなくふう(計測技術)により,生体計測システムが構成されて,生体機能分析,患者監視,臨床検査診断などに供される.
 ここでは,さまざまな生体用センサのうち機械量センサを取り上げ,これを用いた生体計測について概説する.表1は機械量センサを用いた主な生体計測に関してまとめたもので,これからもわかるように,対象とする生体情報は広範囲にわたっており,限られた紙面でその全貌(ぼう)を記すことは困難である.したがって,本稿では対象量をごく限り,また各センサの原理構造などの詳細も省略して,機械量関連の比較的新しい生体計測の数例を紹介してみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?