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研究
マイクロカラムを用いる甲状腺ホルモンおよびサイロキシン結合グロブリンの酵素免疫測定法
著者: 山本良平1 木村茂樹1 高阪彰2 石突吉持3
所属機関: 1天野製薬(株)研究開発部 2名古屋大学医学部附属病院中央検査部 3石突甲状腺研究所
ページ範囲:P.85 - P.88
文献購入ページに移動甲状腺機能を把握するうえで血中サイロキシン(T4),トリヨードサイロニン(T3),甲状腺刺激ホルモン(TSH)およびサイロキシン結合グロブリン(TBG)のレベルはもっとも基本的な測定項目である.したがって,これらの項目を同じ様式で同時に測定することは,検査のセット化および省力化に有意義であり,自動測定システムを開発するうえでも重要である.
われわれはすでにB/F分離にマイクロカラムを用いる酵素免疫測定法を開発し,甲状腺機能に関連するものとして甲状腺ホルモン1,2),甲状腺ホルモン自己抗体3)の測定を行ってきた.今回,この方法をさらに発展させ,T4,T3,TBGを比較的短時間に,しかも同じ時間設定で同じマイクロカラムを用いて測定することを試みた.
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