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文献詳細

雑誌文献

臨床検査31巻10号

1987年10月発行

文献概要

今月の主題 制癌剤と臨床検査 技術解説

メトトレキセートの血中濃度測定法

著者: 藤本孟男1

所属機関: 1愛知医科大学小児科学教室

ページ範囲:P.1047 - P.1052

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 臨床薬理学の進歩に伴って,癌治療学の分野においても薬物の血中動態にもとづいて薬物濃度を腫瘍細胞内により多く移行させ選択毒性を向上させる研究が行われている.MTX大量療法は細胞の内外の濃度勾配により受働的膜輸送によっても薬物の細胞内移行を増大させる画期的な治療法であるか,つねに内在する重篤な副作用があり血中濃度モニターが必要である.
 MTX測定法には種々の方法があるが,臨床的にベッド・サイドでモニターする手段としては迅速かつ簡単な方法でなければならない.著者らが行っているeznyme inhibition assay (EIA)法,高速液体クロマトクラフィー(HPLC)法を中心に解説した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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