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文献詳細

雑誌文献

臨床検査31巻10号

1987年10月発行

今月の主題 制癌剤と臨床検査

座談会

治療モニターとして腫瘍マーカーはどれくらい役だつか

著者: 森武貞1 澤武紀雄2 野澤志朗3 漆崎一朗4

所属機関: 1大阪大学医学部第2外科学教室 2金沢大学がん研究所内科 3慶応義塾大学医学部産婦人科学教室 4札幌医科大学附属病院第4内科

ページ範囲:P.1092 - P.1100

文献概要

 現在,癌診断法として二つの大きな柱をもっている.腫瘍マーカーによる体液診断と各臓器の画像診断とである.前者による癌の血清診断では,用いるマーカーが血中に放出されるものでなければならず早期診断の意義はあまりない.後者の画像診断は病変の局在を容易に明らかにするが,癌としての質的診断が困難な場合が少なくない.したがって腫瘍マーカーの最大の有用性は治療モニターとしての意義であろう.本座談会はこの点に焦点をあてて腫瘍マーカーの現状から将来について話しあった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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