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文献詳細

雑誌文献

臨床検査31巻10号

1987年10月発行

文献概要

研究

髄液および尿の蛋白定量6法の比較検討

著者: 島崎伊津子1 内記三郎1 細谷孝子1 松田正毅1 佐藤伸二1 高橋薫1 桜川信男1

所属機関: 1富山医科薬科大学附属病院検査部

ページ範囲:P.1129 - P.1132

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はじめに
 髄液および尿の蛋白定量には紫外部吸収(280nm)法,色素法,比濁法などが用いられているが,それぞれの感度や蛋白質に対する特異性が異なるため,特に臨床的に正確さを要する低濃度領域の測定値に差が生じる.われわれはその原因を追究するために髄液,尿を用い,Biuret rate法(B-R法)1),Sulfosalicylic acid法(SSA法)2),Trichloroacetic acid法(TCA法)3),Benzethonium chloride法(B-C法)4),Coomassiebrilliant blue G−250法(CBB法)5),Pyrogallol Red法(P-R法)6)の基礎的検討(再現性,直線性,回収率,諸物質の影響)に加え,回帰分析および渡橋および大橋のκ2検定法7)を用いて比較した.さらに,カラムによって低分子物質を除去し同様に比較した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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