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研究
マウス腎被膜下移植法によるヒト悪性腫瘍の制癌剤感受性試験
著者: 福地かおり1 宮本京子1 穴井秀明1 楠本宏記1 前原喜彦1 杉町圭蔵1
所属機関: 1九州大学医学部附属病院腫瘍センター
ページ範囲:P.1133 - P.1135
文献購入ページに移動現在,癌患者に対する化学療法において,経験的に有効といわれてきた制癌剤が主に用いられている.しかし,制癌剤感受性試験を行い,もっとも有効と期待される制癌剤を決定し,その薬剤を投与することは癌化学療法の成績向上につながる重要なことである1,2).
in vivoの制癌剤感受性試験として今まではヌードマウスを用いる方法3,4)が主であったが,マウス腎被膜下移植法(subrenal capsule assay;SRC法)5〜7)が最近注目を集めている.この方法はコンベンショナルマウスを用い,短期間(6日間)のうちに制癌剤の効果を判定できる利点をもっている.今回,われわれはヒト悪性腫瘍22例についてSRC法を試みたので,その感受性結果を報告する.
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