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文献詳細

雑誌文献

臨床検査31巻3号

1987年03月発行

文献概要

今月の主題 生体色素 カラーグラフ

尿の異常色調

著者: 林康之1

所属機関: 1順天堂大学医学部臨床病理学教室

ページ範囲:P.236 - P.238

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 健康人尿はほとんど水様透明のことから,やや褐色調をもつ黄色まで連続的な色調変化を示す.病院中検における尿検体の色調は,この淡黄色に赤色,橙色,褐色から青色〜黒色に見えるものまであり,色調表現にはつねに難渋する.色調表No.による客観化はめんどうで応ずることができず,主治医はそれこそ「百聞は一見に如かず」で観察しさえすればすむことなので,中検に提出する前に確かめてほしい.どんな色調でも強いほど,それ以後に行われる定性検査成績に多少の影響はある.また,観察しただけでわかる血尿や薬尿など価値ある情報も,その場で得られるはずである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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