icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査31巻4号

1987年04月発行

文献概要

資料

Boehring ELISA Processor IIによるエイテストATLの検討

著者: 大城喜春1 橋本正徳1 沢田みゆき1 篠沢圭子1 小野次郎1 市岡四象1

所属機関: 1東京女子医科大学附属第二病院中央検査科

ページ範囲:P.447 - P.449

文献購入ページに移動
はじめに
 成人T細胞白血病(adult T-cell leukemia:ATL)の診断には蛍光抗体間接法(以下IF法),またはWestern Blot法が従来より行われているが,手技が繁雑であることから,日常検査には適していなかった.しかしIF法およびWestern Blot法の繁雑さを解消し,またIF法との相関も良い,エイテストATL(サンドウィッチ方式のカップ型酵素免疫測定法,以下EIA法)がATL診断補助薬としてエーザイにより開発された.このことによりATLの診断はより身近なものとなった.しかし,エイテストATLはIF法およびWestern Blot法と比較すると簡便化されたが通常のEIA法とマイクロプレート法の操作法と比較するとまだ繁雑である.このエイテストATLをEIAマイクロプレート自動測定装置であるBoehring ELISA Processor II(以下Processor II)で測定する方法を検討したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?