文献詳細
文献概要
資料
Boehring ELISA Processor IIによるエイテストATLの検討
著者: 大城喜春1 橋本正徳1 沢田みゆき1 篠沢圭子1 小野次郎1 市岡四象1
所属機関: 1東京女子医科大学附属第二病院中央検査科
ページ範囲:P.447 - P.449
文献購入ページに移動成人T細胞白血病(adult T-cell leukemia:ATL)の診断には蛍光抗体間接法(以下IF法),またはWestern Blot法が従来より行われているが,手技が繁雑であることから,日常検査には適していなかった.しかしIF法およびWestern Blot法の繁雑さを解消し,またIF法との相関も良い,エイテストATL(サンドウィッチ方式のカップ型酵素免疫測定法,以下EIA法)がATL診断補助薬としてエーザイにより開発された.このことによりATLの診断はより身近なものとなった.しかし,エイテストATLはIF法およびWestern Blot法と比較すると簡便化されたが通常のEIA法とマイクロプレート法の操作法と比較するとまだ繁雑である.このエイテストATLをEIAマイクロプレート自動測定装置であるBoehring ELISA Processor II(以下Processor II)で測定する方法を検討したので報告する.
掲載誌情報