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文献詳細

雑誌文献

臨床検査31巻5号

1987年05月発行

文献概要

研究

抗ENA抗体の赤血球凝集反応と対向免疫電気泳動法との比較検討

著者: 遠井初子1 清水永子1 亀井康行1 浅川英男2

所属機関: 1東京医科歯科大学病院検査部 2東京理科大学薬学部

ページ範囲:P.559 - P.562

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はじめに
 抗核抗体は全身性エリテマトーデス(SLE),Sjögren症候群(SjS),慢性関節リウマチ(RA),全身性進行性強皮症(PSS),混合結合織疾患(MCTD),各種肝疾患のとき出現する.抗核抗体の中で特に抗ENA抗体は上記疾患群のうちSLE,SjS,PSS,MCTDなどでしばしば出現する抗体として注目されている.今回私どもは,市販のウサギ胸腺アセトンパウダー(RT)から得た抗原液で感作した赤血球凝集反応,およびRNase処理した感作血球を用いて抗ENA抗体の検索を試み,対向免疫電気泳動法との比較検討を行った.さらに,抗ENA抗体の同定が可能となるように標準血清と被検血清とを同時に泳動する対向免疫電気泳動法(三穴-CIE法)をKohnの方法1)に準じて検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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