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Mayerのヘマトキシリン液におけるアンモニア性銀液の効果について
著者: 安藤千秋1 石郷景子1 後藤考司1 後藤佐恵子1 林博文1 奥田清司1 坪根幹夫1 佐々敏1
所属機関: 1大垣市民病院中央検査室病理部
ページ範囲:P.567 - P.569
文献購入ページに移動ヘマトキシリン—エオジン(以下H-Eと略す)染色は,病理組織学における基本的染色である.近年,ミクロトーム刀の替刃が普及し切片が2μm程度に薄切できるようになり,Mayerのヘマトキシリン染色液として細胞核の染まり上がりがわずかに淡いようである.しかしながら,基本的な染色液のため今日でもMayerのヘマトキシリン液を繁用している施設が少なくない.今回,われわれはMayerのヘマトキシリン液の組成を変えることなくヘマトキシリン液の改良を試みた.すなわち鍍銀染色として用いられるアンモニア性銀液とMayerのヘマトキシリン液の混合液について検討し,Mayerのヘマトキシリン液を用いたH—E染色と混合液(アンモニア性銀—ヘマトキシリン液)のH-E染色とを比較したので報告する.
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