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文献詳細

雑誌文献

臨床検査31巻5号

1987年05月発行

文献概要

資料

Mayerのヘマトキシリン液におけるアンモニア性銀液の効果について

著者: 安藤千秋1 石郷景子1 後藤考司1 後藤佐恵子1 林博文1 奥田清司1 坪根幹夫1 佐々敏1

所属機関: 1大垣市民病院中央検査室病理部

ページ範囲:P.567 - P.569

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はじめに
 ヘマトキシリン—エオジン(以下H-Eと略す)染色は,病理組織学における基本的染色である.近年,ミクロトーム刀の替刃が普及し切片が2μm程度に薄切できるようになり,Mayerのヘマトキシリン染色液として細胞核の染まり上がりがわずかに淡いようである.しかしながら,基本的な染色液のため今日でもMayerのヘマトキシリン液を繁用している施設が少なくない.今回,われわれはMayerのヘマトキシリン液の組成を変えることなくヘマトキシリン液の改良を試みた.すなわち鍍銀染色として用いられるアンモニア性銀液とMayerのヘマトキシリン液の混合液について検討し,Mayerのヘマトキシリン液を用いたH—E染色と混合液(アンモニア性銀—ヘマトキシリン液)のH-E染色とを比較したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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