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文献詳細

雑誌文献

臨床検査32巻1号

1988年01月発行

文献概要

今月の主題 人工知能と臨床検査 総説

神経回路の情報処理

著者: 永野俊1

所属機関: 1法政大学工学部経営工学科

ページ範囲:P.25 - P.32

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 現在のコンピュータとは本質的に異なる並列分散形の情報処理様式をもつ神経回路によってどのような情報処理機能が実現されているかを平易に解説する.まず,基本エレメントである神経細胞のモデル化と,その神経細胞モデルから成る基本神経回路の性質を示し,それらが種々の情報処理に役だつ基本的情報処理機能をもつことを示す.また,神経回路による情報処理の大きな特色の一つである学習・自己組織の手法について説明を行う.次に,現在のコンピュータが苦手としているパターン認識,連想記憶,問題解決,自然言語の理解などの種々の機能について,神経回路によりその実現が容易に行えることを,具体例をひいて説明する.神経回路網研究がおかれている現在の情況と今後の方向についても言及する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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