icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査32巻1号

1988年01月発行

研究

免疫電気向流法による抗ENA抗体の検討

著者: 山田巖1 澤江義郎1

所属機関: 1九州大学医療技術短期大学部

ページ範囲:P.79 - P.81

文献概要

 免疫電気向流法により抗ENA抗体の検出を試み,すでに抗ENA抗体検出法として有用性が認められている二重免疫拡散法および受身赤血球凝集反応の成績と比較検討を行った.その結果,免疫電気向流法による抗ENA抗体は55例中39例(70.9%)に陽性で,これらの血清には抗RNP抗体が36例に,抗Sm抗体が9例に認められた.しかも,二重免疫拡散法および受身赤血球凝集反応の成績とよく一致した.以上の成績より,免疫電気向流法による抗ENA抗体検出法は感度,特異性ともに良好で,スクリーニング検査方法として有用と考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら