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文献詳細

雑誌文献

臨床検査32巻1号

1988年01月発行

研究

von Willebrand因子のコラゲンコファクター活性の測定法

著者: 相原守夫1 高見秀樹1 沢田美彦1 吉田豊1

所属機関: 1弘前大学医学部第一内科

ページ範囲:P.82 - P.84

文献概要

 von Willebrand因子(vWF)の機能の一つとして血小板のコラゲン粘着促進因子(コラゲンコファクター:CCo)を定量した.タイプⅠのvon Willebrand病(vWD)では0.20±0.15U/mlで,正常者(0.95±0.5U/ml)の約20%であった.タイプⅡのvWDではvWF抗原(vWF:Ag)に比して低値で,CCo/vWF:Ag比は0.08であった.vWF:Agのlargeマルチマーがコラゲンへの親和性が大であり,CCoとリストセチン・コファクターがよく相関していたことより,CCo活性にもlargeマルチマーの関与が大であると思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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