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文献詳細

雑誌文献

臨床検査32巻10号

1988年10月発行

文献概要

今月の主題 周産期の臨床検査 カラーグラフ

胎児の超音波検査

著者: 伊東紘一1

所属機関: 1自治医科大学臨床病理部

ページ範囲:P.1056 - P.1057

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 胎児モニターとしては分娩監視システムが利用され,主に心拍数,子宮収縮を記録している.胎児の診断や治療のために利用されるもっとも重要な検査法は超音波検査である.連続波を用いた胎児心拍検出装置やB—モードリアルタイム断層法,およびM—モード法が主たる方法であるが,最近では2D-Dopplerカラーフローイメージングが用いられるようになってきた.B—モードは胎児全身の形態異常を診断することに用いられ,M—モードは胎児不整脈の診断と治療効果判定に役だてられている.2D-Dopplerは胎児心奇形の血流動態を観察することができることから診断に役だてることが可能である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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