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文献詳細

雑誌文献

臨床検査32巻10号

1988年10月発行

文献概要

今月の主題 周産期の臨床検査 新生児の病気と検査

胎盤機能不全

著者: 桑原慶紀1

所属機関: 1東京大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.1115 - P.1120

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 胎盤機能の不全は,直ちに胎児の状態に反映され,子宮内胎児発育遅延(IUGR)や胎児仮死の原因となる.したがって,胎盤機能の判定は,産科臨床上きわめて重要であり,現在は,母体尿中・血中エストリオールや血中hPLなどの内分泌生化学的検査と,胎児心拍数陣痛図や超音波画像によるME検査が広く用いられている.それぞれの有用性と限界を知り,適切な総合判断に基づいて胎児管理を行う必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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