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文献詳細

雑誌

臨床検査32巻4号

1988年04月発行

編集者への手紙

胆嚢上皮に認められたナフトールAS-Dクロロアセテートエステラーゼ活性

引野 利明 1 / 福島 辰郎 1 / 福田 利夫 1 / 町並 陸生 1

1 群馬大学医学部第二病理学教室

ページ範囲:pp.449-450

文献概要

 エステラーゼ染色の中でナフトールAS-Dクロロアセテートエステラーゼ(NASDCIEと略)染色の組織内活性分布は主として好中球や肥満細胞などの血球と報告されている.

 今回われわれは上記の活性分布以外でも消化管,ことに胆嚢上皮の細胞質内にはNASDCIE活性が高く存在することを認めた.この胆嚢上皮の細胞質内活性部は凍結切片ではNASDCIE染色にって比較的軽度の大小不同の赤色顆粒状物として明瞭に識別されるが,パラフィン切片ではほとんど染色されず非水溶性封入剤によっても退色されやすかった.このことは当該染色部がパラフィン切片で染色される組織内好中球の染色性とだいぶ性質の異なる染色性をもつNASD—CIEであることが推察された.そこで,若干の基礎的検討を行い,その染色性と局在について光顕的に検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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