icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査32巻6号

1988年06月発行

文献概要

今月の主題 免疫血液学検査法の進歩 血球膜抗原の検査

血清型の検査

著者: 松本秀雄1 鈴木広一1

所属機関: 1大阪医科大学法医学教室

ページ範囲:P.630 - P.635

文献購入ページに移動
 血液型といえばABOやRhが直ちに連想されるが,ヒトの血液中にはこれらのほかにも多型を示す形質が数多く存在することが明らかにされている.血清型は血清蛋白のなかで多型をしめすものの総称で,ハプトグロビンやγグロブリンにおける多型の研究に端を発して,多くの血清蛋白について研究されており,人類学,人類遺伝学,法医学を中心として多くの領域で利用されている.本稿では血清型検査法の一般的原理と,いくつかの血清型についてまとめた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?