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文献詳細

雑誌文献

臨床検査32巻6号

1988年06月発行

文献概要

今月の主題 免疫血液学検査法の進歩 抗体の検出

血小板抗体の検出

著者: 倉田義之1 林悟1 押田眞知子1 冨山佳昭1 椿尾忠博2

所属機関: 1大阪大学医学部附属病院輸血部 2国立呉病院臨床研究部腫瘍免疫室

ページ範囲:P.641 - P.647

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 血小板抗体の検出法は,患者血小板表面の免疫グロブリンを測定するPAIgG法と,血清中の血小板抗体(自己および同種)を検出するPBIgG法の二つに分けられる.本稿ではPAIgG法としてcomplement-lysis inhibition assay,radioactive antiglobulin test,蛍光抗体法,competitive solid-phase enzyme immunoassayの4法の測定原理や各方法の長所,短所について概説する.PBIgG法としては血小板固相酵素抗体法を紹介する.また,抗HLA抗体を検出する方法であるリンパ球細胞毒試験,最近注目されているimmunoblotting法と血小板糖蛋白固相プレート法についても簡単に紹介したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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