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文献詳細

雑誌文献

臨床検査32巻6号

1988年06月発行

研究

セロファン表面培養法を用いた迅速・簡便な細菌産生蛋白の検出法について

著者: 生貝初1 関啓子1 西原祥子1 村井美代1 北村富士子1 荒井美子1 益田昭吾1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学第二細菌学教室

ページ範囲:P.698 - P.700

文献概要

 筆者らが開発したセロファン表面培養法により,黄色ブドウ球菌を被検菌として用い,産生蛋白を高度に濃縮された状態で得ることができた.この培養上清を,そのままSDSポリアクリルアミド電気泳動にかけ蛋白染色を行うと明瞭なバンドが観察された.各菌株のバンドのパターンは良好な再現性が確認され,特定の蛋白に限っても高濃度で得られるので,本培養法が臨床検査の領域においても十分実用的であることが示された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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