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今月の主題 死の判定と検査 総説
脳死の判定基準
著者: 塩貝敏之1 竹内一夫1
所属機関: 1杏林大学医学部脳神経外科学教室
ページ範囲:P.955 - P.964
文献購入ページに移動 厚生省「脳死に関する研究班」による「脳死の判定指針および判定基準」を基に,ハーバード大学基準以来,現在までに提唱されている脳死の判定基準を比較し,その概念・定義と判定法を解説した.
現在世界において,広く受け入れられているのは,大脳・小脳・脳幹を含む"全脳の機能死"の概念である.したがって,いずれの基準でも,当然のことながら判定法においては,前提条件を満足したうえでの,神経所見を中心とした臨床所見が重視されている.
現在世界において,広く受け入れられているのは,大脳・小脳・脳幹を含む"全脳の機能死"の概念である.したがって,いずれの基準でも,当然のことながら判定法においては,前提条件を満足したうえでの,神経所見を中心とした臨床所見が重視されている.
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