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文献詳細

雑誌文献

臨床検査32巻9号

1988年09月発行

文献概要

研究

ブドウ球菌のプラスミド抽出法とMRSA感染症解析への応用

著者: 飛田正子1 中込治1 上杉四郎1

所属機関: 1秋田大学医学部附属病院中央検査部

ページ範囲:P.1033 - P.1036

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 臨床分離株から抽出したプラスミドが疫学的マーカーとなりうる安定なものかどうかについて,5例の患者から経時的に分離したMRSA株と7例の患者の異なった部位から分離したMRSA株からプラスミドを抽出してパターンを解析した.その結果はほぼ同一の再現性のあるパターンを示したことから,ファージ型別やコアグラーゼ型別と同様に有力な疫学的マーカーとして信頼できるものと思われた.また,黄色ブドウ球菌からプラスミドDNAを簡易に抽出する方法についても報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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