文献詳細
文献概要
今月の主題 臨床生理検査の自動化 技術解説
脳波検査の自動化
著者: 古和田正悦1
所属機関: 1秋田大学医学部脳神経外科学教室
ページ範囲:P.16 - P.22
文献購入ページに移動 脳波を客観的,計量的に評価するため,コンピュータは早くから脳波解析に応用され,さまざまなシステムデザインが行われてきたが,脳波の自動診断が意図されて,そのための自動解析法や波形の自動認知法が行われるようになったのは1970年に入ってからである.従来の理論的分析法のほかに視察的解析法が発展し,脳波のパターン認知が試みられた.その後,医用画像処理技術の進歩に伴って脳波トポグラフィが導入されたのは1980年になってからである.脳波検査の自動化に関連して,主として波形の視察的認知法,集団脳波の自動化,脳波トポグラフィなどについて概説した.
掲載誌情報