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文献詳細

雑誌文献

臨床検査33巻1号

1989年01月発行

文献概要

今月の主題 臨床生理検査の自動化 技術解説

循環機能検査の自動化

著者: 谷川直1 小沢友紀雄2

所属機関: 1日本大学医学部附属板橋病院循環機能検査室 2日本大学医学部第二内科学教室

ページ範囲:P.35 - P.42

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 循環機能検査部門においてはコンピュータの進歩により多くの検査が自動化され,臨床応用されているが,その最も使用頻度の多い検査はやはり心電図であろう.最近では,自動解析装置のついた心電図の利用頻度は60%を超え,なんらかの自動機能が90%の機種に付属している.また,心電図波形のアナログからデジタルへの信号処理の進歩から体表面平均加算化心電図,体表面電位図,長時間心電図,運動負荷心電図が発展し,日常臨床できわめて重要な情報を提供している.
 心音図は心エコー図の進歩により,検査法としては利用頻度が減少しているが,学童の集団検診においてはその自動化が診断率の向上に有用である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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